柱の傷も、煤けた梁も、すべて家族の記憶。
古民家には、新築では決して持てない時間が宿っています。
私たち再生工舎は、その時間を、未来へ受け渡す仕事をしています。
解体ではなく、解(ほど)く。
そして、もう一度、結(むす)ぶ。
古民家を「壊して建て替える」ことが、もっとも合理的な選択肢に思える時代です。けれども、解体された材は、土に還ることなく産業廃棄物として処理されます。それは、百年を生きた木への、礼を欠く仕事だと、私たちは思うのです。
傷んだ部分は丁寧に補修し、活かせる材は活かす。新たに必要な部材は、地場の山から伐り出した木で補う。少し時間と手間はかかります。けれども、家は、その手間に応えてくれます。
百年前の大工が遺した墨壺の跡、当時の番付、隅々まで読み解いてから手を入れます。その時代の技には、その時代の知恵があるからです。
「この柱は、まだ生きている」「この梁は、組み直せばもう百年もつ」職人がひとつひとつ叩き、目視し、見極めてから判断します。
古い家のままでは住めません。耐震・断熱・水回りは現代の技術で。古き良きを残しながら、今の暮らしに馴染ませる。それが私たちの腕です。
長らく無人だった庄屋屋敷を、移築・再生。茅葺の趣を残しつつ、屋根裏に居室を増築し、断熱と耐震を現代基準に。土間は薪ストーブのある共有空間として蘇りました。
うなぎの寝床と呼ばれる細長い京町家を、通り庭はそのままに、奥座敷をカフェ、二階を一棟貸しの宿として再生。壁の聚楽、床の杉板は当時の職人の仕事を可能な限り保存しました。
三世代を見守った古民家を、お孫さまご家族の住まいに。古い梁と柱はそのまま、間取りだけ現代の動線に再構築。床下を断熱し、サッシは木製の高性能サッシに。冬も暖かく、夏も涼しい家に。
建築年・工法・痛み具合を、職人が直接見て判断します。
どのように暮らしたいか。何を残し、何を変えるか、対話します。
解体ではなく、丁寧に解く。材を一つひとつ点検します。
活かす材と新材を組み合わせ、もう百年もつ家に。
「壊すしかない」と諦める前に、一度、私たちにご相談ください。
現地を拝見させていただいた上で、再生の可能性を率直にお伝えします。
診断・お見積りまで無料で承ります。