ネイルサロンのホームページ制作には、飲食店や士業のサイトとは決定的に違う点がひとつあります。お客様が見たいのは「お店の説明」ではなく「作品」だということです。この記事では、ラタトスクが制作したネイルサロン向けデモサイト「nail atelier Miel」を題材に、ギャラリー(デザイン写真)をどう見せるか、その設計の考え方を実物を見ながら解説します。
この記事について
- この記事で扱うのは、ラタトスクが技術力の証明として制作した架空のデモサイトです。実在の店舗・実際の案件ではありません。
ネイルサロンのHPで一番大事なこと
ネイルサロンを探している人が知りたいことを順番に並べると、だいたい次のようになります。
- このサロンに行くと、自分の爪がどうなるのか(=デザイン写真)
- それがいくらでできるのか(=料金)
- どうやって予約するのか(=予約導線)
つまり、サロンのこだわりや雰囲気の説明よりも先に、「作品写真」が最初の判断材料になります。美容系の中でもネイルは特にこの傾向が強く、仕上がりが写真1枚でほぼ伝わってしまう業種です。だからこそ、ホームページの主役はギャラリーであるべきで、文章はその脇を固める役割に徹するのが基本の考え方です。
逆に言えば、どれだけ丁寧な紹介文を書いても、写真が少ない・古い・見づらいホームページでは、お客様は判断材料がないまま離脱してしまいます。
デモ「nail atelier Miel」ではこう設計した
デモサイト「nail atelier Miel」は、福岡・薬院にある完全個室のプライベートネイルサロン、という架空の設定で制作しました。ページ構成は上から順に、ヒーロー(メイン画像)→ コンセプト → ギャラリー → 料金表 → Web予約 → アクセス → FAQ。「作品を見せて、料金で納得してもらい、そのまま予約へ」という一本道の流れです。
配色:写真を邪魔しない「くすみピンク×生成り」
ベースの背景はほんのり暖かみのある生成り系(#FBF7F5)、メインカラーは彩度を抑えたくすみピンク(#B8768A)、差し色にゴールド(#C9A86C)を使っています。あえて鮮やかなピンクにしなかったのには理由があります。
- ギャラリーにはワンカラーからアートまで色とりどりのネイル写真が並ぶため、サイト自体の色が強いと写真とぶつかる
- 想定客層を「大人の女性」に置いたので、かわいらしさよりも落ち着きと上質感を優先した
見出しにはセリフ体の欧文フォント(Playfair Display)をイタリックで使い、「Every detail, perfectly crafted.」という英語コピーに「指先で、あなたを表現する。」という日本語を重ねています。ヒーロー下には「完全個室」「衛生管理徹底」「丁寧なカウンセリング」の3つのバッジを置き、写真だけでは伝わらない安心材料を短い言葉で補いました。
ギャラリー12枚の見せ方とタブ絞り込み
このデモの中心がギャラリーセクションです。12枚のデザイン写真を正方形の4列グリッド(スマホでは2列)で並べています。正方形で統一したのは、Instagramに慣れた目に自然に馴染み、枚数が増えてもレイアウトが崩れないからです。
そして12枚をただ並べるのではなく、「All/ワンカラー/アート/フレンチ/大人可愛い」の4カテゴリに分類し、タブで絞り込めるようにしました。各カテゴリに3枚ずつ振り分けています。
タブ絞り込みを付けた3つの理由
- ネイルを探す人は「フレンチがいいな」など最初から好みの系統が決まっていることが多く、目当てのデザインに最短でたどり着ける
- 絞り込んだときに1〜2枚しか出ないと寂しいので、各カテゴリ最低3枚を確保して「どの系統も対応できる」ことを見せる
- 「大人可愛い」のようなお客様が検索で使う言葉をそのままタブ名にすることで、自分向けのサロンだと感じてもらいやすくする
さらに各写真には「ミルキーホワイト」「桜アート」「ゴールドフレンチ」といったデザイン名を付け、マウスを重ねると名前が表示されるようにしました。名前があるだけで写真が「作品」になり、予約時にも「あの桜アートみたいにしてほしい」と指名しやすくなります。実際のサロンで運用する場合は、この12枚を季節ごとに入れ替えていくことを想定した作りです。
写真を見た後の導線:料金表と3ステップ予約
ギャラリーの直後には料金表を置きました。「ワンカラー(手)¥7,000」「デザインコース(手)¥9,000〜」のように、メニュー・内容・税込価格を1行ずつ並べたシンプルな表です。他店オフや長さだしなどの細かい料金も隠さず載せています。ネイルは「〜」表記が多くなりがちな業種だからこそ、基準の金額を明示することが安心につながります。
予約はコース選択 → 日時選択 → お客様情報の3ステップ式のWeb予約フォームにしました(デモのため実際の予約は登録されません)。カレンダーで空き日を選び、時間帯ボタンで枠を選ぶ流れで、「電話をかけるほどではないけど予約したい」というお客様を取りこぼさないための設計です。
ネイルサロンの集客でよくある失敗
ネイルサロンのWeb集客で、一般によく指摘されるパターンを挙げます。
⚠️ ありがちな4つのパターン
- SNSだけで運用している:Instagramは有力な集客手段ですが、検索から来た新規のお客様には「料金・場所・予約方法」がまとまったページが必要です。SNSとホームページは役割が違います
- 写真が古いまま止まっている:数年前のデザインのままだと「今もやっているのかな」と不安にさせてしまいます
- 料金がどこにも書いていない:「デザインによる」だけでは比較検討の土俵に乗れません。基準価格だけでも明示を
- 予約が電話のみ:施術中は電話に出られない業種なので、Web予約やLINE予約の導線がないと機会損失につながりやすくなります
どれも「サロンの腕」とは関係のない、見せ方だけの問題です。裏を返せば、ホームページの設計しだいで解消できる部分でもあります。
まとめ|実際のデモを見てみてください
- ネイルサロンのHPは作品写真が主役。文章はその補助に徹する
- ギャラリーは正方形グリッド+カテゴリ絞り込みで、好みの系統に最短で届くようにする
- 配色は写真とぶつからない低彩度・生成りベースが扱いやすい
- 写真 → 料金 → 予約の一本道の導線を切らさない
ここまでの設計は、実物を見ていただくのが一番早いです。タブの絞り込みや3ステップ予約も実際に動かせます(架空の店舗のデモサイトです)。
ラタトスクでは、このデモと同じ品質のホームページを初期費用¥0+月額¥5,000(税込)のサブスクプラン、または¥50,000(税込・一括)の買い切りプランで制作しています。着手金なしの公開後払い、公開前のキャンセルは¥0です。「うちのサロンならどんな見せ方になる?」という段階のご相談も歓迎です。