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ホームページ 2026.08.30

ホームページのリニューアルで残すもの・見直すもの|全部作り直す必要はありません

目次

ホームページのリニューアルを考えるとき、多くの方が「全部作り直すもの」だと思っておられます。実際には、そうではありません。

今のホームページには、何年もかけて積み上げてきたものが入っています。ご自身で書いた文章、撮りためた写真、掲載してきた実績。これらは、外から来た制作者には絶対に作れないものです。作り直すたびにゼロに戻していては、いつまでも積み上がりません。

この記事では、「残すべきもの」と「見直すべきもの」を、判断できる形で整理します。リニューアルを頼む前に読んでおくと、打ち合わせで何を伝えればいいかが分かります。

1. まず結論:作り直すのは「見た目と構造」だけでいい

リニューアルで実際に手を入れるべきなのは、次の3つです。

一方で、中身(文章・写真・実績)は、原則そのまま活かします。整えたり並べ替えたりはしますが、捨てません。

「リニューアルしたら、書いてあったことが減った」というのは、よくある失敗です。見た目をすっきりさせるために文章を削ると、検索からの流入も一緒に減ります。

2. 残すべきもの(作り直すと損をするもの)

① ご自身で書いた文章

サービスの説明、仕事へのこだわり、開業のいきさつ。これらに含まれる具体性は、制作者には書けません。

たとえば「丁寧に対応します」は誰でも書けますが、「他社で断られた小さな工事も引き受けています」は、実際にやっている人にしか書けません。後者のような一文が、問い合わせを生みます。

文章が古びていたり、読みにくかったりする場合は、消すのではなく整えます。言っている中身は変えず、順番と改行を直すだけで、かなり読みやすくなります。

② 実績・施工事例・お客様の声

これが、いちばん取り返しがつかない資産です。何年もかけて溜まったものは、新しいサイトでは1件ずつしか増えません。

「古い事例だから」と削りたくなりますが、件数そのものに意味があります。「50件の施工事例がある会社」と「3件しかない会社」では、見る側の安心感がまったく違います。日付が古いものは、日付を目立たせない見せ方にすれば済みます。

③ 自社で撮った写真

店内、施工中の様子、商品、スタッフ。画質が多少悪くても、実物が写っている写真には価値があります。素材サイトの写真に差し替えると、見た目はきれいになりますが、「どこにでもある会社」に見えます。

画質が理由で使えない場合を除いて、まずは活かす方向で考えてください。

④ 検索から人が来ているページ

今のホームページの中に、検索から継続的に人が来ているページがあるかもしれません。それが分かる場合は、URLごと残すのが鉄則です。

URLを変えると、それまでの評価は引き継がれにくくなります。どうしても構成を変える必要がある場合は、古いURLから新しいURLへ自動で転送する設定を必ず入れてもらってください。

⑤ ドメイン(今のURL)

特別な事情がない限り、今のドメインをそのまま使います。名刺、チラシ、看板、Googleの登録情報、他社サイトからのリンク。これらすべてが今のURLを指しています。変えると、そのすべてが繋がらなくなります。

あわせて、ドメイン代を払っているのが誰で、名義が誰になっているかも確認しておいてください。制作者名義のままだと、乗り換えのときに困ります。

3. 見直すべきもの(放置すると損をするもの)

① 料金の書き方がバラバラになっている

複数の担当者が別々の時期に更新していると、こうなりがちです。

これは、信用に直結します。見た人が「どっちが本当なんだろう」と思った時点で、問い合わせは減ります。リニューアルのタイミングで、全ページの金額を一度洗い出して統一してください。

② 問い合わせの導線が、今の実態と合っていない

次のようなことが起きていないか確認してください。

フォームが動いていないのは、思っているより頻繁にあります。サーバーの仕様変更や、迷惑メール対策の影響で、いつのまにか届かなくなっていることがあります。ご自身で一度テスト送信してみてください。

③ スマートフォンでの表示

今、ホームページを見る人の7割前後はスマートフォンです。数年前に作ったサイトだと、次のような状態になっていることがあります。

これは、直せば確実に効果が出る部分です。見に来た人の7割が読みにくい状態でいるのは、単純にもったいない話です。

④ 古くなった情報

次のものが残っていないか、確認してください。

特に「やめたサービス」は要注意です。載っている以上、問い合わせは来ます。そして「もうやっていません」と断ることになります。断られた人は、次はもう来ません。

⑤ 何年も止まっているお知らせ・ブログ

トップページに「新着情報」の欄があり、最新の投稿が3年前。これは、ないほうがましです。「この会社、まだやっているのだろうか」と思われます。

判断はシンプルです。

正直に言うと、更新できない欄を作らないほうが、長い目で見て得です。

⑥ 表示が遅い

写真をそのままの大きさで載せていると、表示に時間がかかります。表示に3秒以上かかると、見る前に離脱する人が増えます。写真を軽くする作業は、中身を一切変えずに効果が出る、数少ない改善です。

4. 迷ったときの判断基準

「これは残すべきか、消すべきか」で迷ったら、次の2つを順に考えてください。

問い答えがYesなら答えがNoなら
① 検索から人が来ているか? 残す(URLごと) ②へ
② それを見て、お客様が判断材料にできるか? 残す(見せ方は変えてよい) 外す

この2つで、ほとんどのものは判断できます。「なんとなく古いから」で消さないこと。それがいちばん多い損の作り方です。

5. リニューアルでやりがちな3つの失敗

失敗① 見た目を整えるために、文章を削りすぎる

すっきりしたデザインにしようとすると、文章が邪魔に見えてきます。ですが文章の量が減ると、検索で拾われる言葉も減ります。「読みやすく整える」と「減らす」は別のことです。文章は、たたむ(クリックで開く形にする)こともできます。

失敗② ページ構成を変えて、転送設定を忘れる

ページの数を減らしたり、まとめたりすると、URLが変わります。このとき古いURLから新しいURLへの転送設定を入れないと、それまでの評価が消えます。他社サイトからのリンクも切れます。構成を変えるなら、必ずセットで依頼してください。

失敗③ 「お客様の声」を新しくないからと消す

古い声でも、件数があること自体が信用になります。日付を小さくする、並び順を変えるといった見せ方の工夫で対応できます。消すのは最後の手段です。

6. 相談前に手元にあるとスムーズなもの

完璧に揃える必要はありません。「今あるものを、あるだけ」で十分です。足りないものは、今のホームページから拾い出せます。

あると話が早いもの

いちばん大事なのは、最後の「不満に思っていること」です。「なんとなく古い」でも構いません。そこが出発点になります。

7. よくある質問

Q. 今のホームページの文章を、そのまま使ってもらえますか?

はい。ラタトスクは、今ある文章と写真をできるだけ活かす方針です。読みやすさのために順番や改行を整えることはありますが、書かれている中身を勝手に削ることはしません。変更する場合は、事前にご確認いただきます。

Q. 文章を書くのが苦手です。お任せできますか?

できます。ただしまったくの白紙からより、今あるものを土台にするほうが良いものになります。今のホームページの文章、パンフレット、お客様によく説明していること。何かしら元になるものがあれば、そこから整えます。

Q. ページ数はどのくらい残せますか?

内容によります。ただし「ページ数を減らすこと」自体を目的にしないほうがいいとお伝えしています。中身のあるページは、あるだけ有利です。整理するのは、内容が重複しているページや、役目を終えたページです。

Q. リニューアルすると、検索順位は上がりますか?

「必ず上がる」とは言えません。正直なところ、リニューアル直後は一時的に順位が動くこともあります。ただし、スマートフォンでの見やすさ、表示速度、ページの構造を整えることは、長い目で見ればプラスに働きます。短期で順位を保証する話ではない、とご理解ください。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

ラタトスクの場合、リニューアルも新規制作と同じ料金です。初期制作費0円+月額¥5,000(税込)、または買い切り¥50,000(税込)。今のURLをそのまま使う切り替え作業も、通常の範囲であれば追加料金はいただきません。

まとめ

「全部作り直したほうがいいのか、今のものを活かせるのか」は、今のホームページを拝見すればお答えできます。作り直す必要がない、という結論になることもあります。まずは現状をお聞かせください。

今のホームページ、活かせる部分から確認します。

ラタトスクは、今ある文章と写真をできるだけ活かす方針です。作り直す必要がない、という結論になることもあります。初期制作費¥0+月額¥5,000(税込・公開・サーバー管理・保守・月2回の更新込み)か、買い切り¥50,000(税込)。今のURLをそのまま使えます。

執筆:ラタトスク(会社員・社内IT相談窓口担当・福岡)
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