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集客・SEO 2026.08.30

LLMOとは?SEOとの違いと「お金をかける価値があるか」を正直に解説

目次

ここ1〜2年で、「LLMO対策をしませんか」という営業を受けた方がいらっしゃるかもしれません。「これからはSEOではなくLLMOです」「今のうちにやらないと出遅れます」といった言い方をされることもあります。

結論から正直に書きます。LLMOは、実在する考え方です。ただし「新しい特別な技術」ではありません。やることの8割は、これまでのSEOと同じです。そして効果を確かめる手段が、今のところほとんどありません。

この記事では、LLMOとは何かという定義から、SEOとの違い、お金を払う価値があるのかどうかの判断基準まで、売り込みにならない範囲で正直に整理します。

1. LLMOとは何か(定義)

LLMOは「Large Language Model Optimization」の略で、日本語にすると「大規模言語モデル最適化」です。

もう少しかみ砕くと、こうなります。

ChatGPTのようなAIに質問したとき、その答えの中で自社が触れられたり、情報源として挙げられたりしやすくすること。

これまでの検索は、Googleに言葉を入れて、出てきたリンクを自分でクリックしていました。ところが最近は、AIが答えそのものを文章で返してくる場面が増えました。

このとき、AIが参照する側に入っていなければ、そもそも候補にすら挙がりません。そこに入るための考え方が、LLMOです。

呼び名が乱立しています

ここで混乱しやすいのですが、同じことを指す言葉が、いくつも使われています。

呼び名正式名称指しているもの
LLMOLarge Language Model Optimizationほぼ同じ。「AIに拾われやすくすること」
GEOGenerative Engine Optimization
AEOAnswer Engine Optimization
AIOAI Optimization

用語が固まっていない、ということ自体が重要な情報です。業界の中でも呼び方が定まっていない、まだ新しい分野だということです。「LLMOという確立された技術体系がある」わけではありません。

2. SEOと何が違うのか

いちばん知りたいのはここだと思います。表で整理します。

これまでのSEOLLMO
相手検索エンジンAI(言語モデル)
目指す状態検索結果の上位に出るAIの答えの中で触れられる
結果の見え方順位という数字がある順位という概念がない
成果の測り方Search Consoleなどで測れるほぼ測れない
再現性同じ検索なら、だいたい同じ結果聞くたびに答えが変わる
やることタイトル・見出し・中身の充実ほぼ同じ(+定義を明確に、表で書く)

この表でお伝えしたいのは、いちばん下の行です。やることは、ほとんど同じです。

違いは「書き方の細かい癖」くらいです

あえて違いを挙げるなら、次のような点です。

お気づきかもしれませんが、これは全部「人にとっても読みやすい書き方」です。AI向けの特殊な小細工ではありません。結局のところ、人に分かりやすく書いてあるページが、AIにも分かりやすいというだけの話です。

具体的な書き方は、別の記事で詳しく書いています。→ AI検索時代のSEO|引用されるサイトの5つの条件

3. LLMOの最大の弱点:効果が測れません

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

SEOには「順位」という数字があります。上がったか下がったかが分かります。ところがLLMOには、それに相当するものがありません。理由は3つです。

① 聞くたびに答えが変わる

同じ質問をAIに2回しても、まったく同じ答えは返ってきません。1回目に自社の名前が出て、2回目には出ないということが普通に起こります。これでは「効果が出た」と判断できません。

② 人によって答えが違う

AIは、質問した人の過去のやりとりや設定によって答えを変えます。ご自身のアカウントで自社の名前が出たとしても、他の人にも出るとは限りません。「うちの名前が出ました」という業者の報告は、その業者の画面での話でしかない可能性があります。

③ 何回表示されたか分からない

検索なら「何回表示されて、何回クリックされたか」が分かります。AIの答えの中で触れられた回数を数える手段は、今のところありません。

つまり、LLMOには「やった結果、どうなったか」を確かめる方法が、ほぼありません。これは、お金を払う判断をするうえで、決定的に不利な条件です。

4. 「LLMO対策」の売り込みに気をつけてください

効果が測れない分野は、売り込みに使われやすいという性質があります。「やりました」と言われても、依頼した側は確かめようがないからです。

警戒したほうがいい言い方

金額の目安について

正直に書きます。「LLMO対策」として数十万円を請求される例があります。ですが、実際に行われている作業の中身は、ページの構成を整える・見出しを直す・表を作る・FAQを足すといった、通常のサイト改善とほぼ同じです。

もし提案を受けたら、次の質問をしてみてください。

LLMO対策を提案されたときの質問

3つ目と4つ目に、はっきり答えられない相手には頼まないでください。誠実な相手なら、「完全には測れません」と正直に言うはずです。そう言われたほうが、むしろ信用できます。

5. 自社に必要かどうかを判断する

すべての事業に効くわけではありません。効きやすい業種と、そうでない業種があります。

効きやすい効きにくい
検討のしかた じっくり比べてから決める
(顧問契約、設備、リフォーム、法人向けサービス)
その場ですぐ決める
(飲食、コンビニ、急ぎの修理)
お客様の探し方 「どう選べばいいか分からない」から調べる 地図で近い店を探す
質問の形 「◯◯と△△、どっちがいい?」
「◯◯の費用相場は?」
「近くの◯◯」

地域密着で、その場で来店してもらう商売なら、LLMOより先にやることがあります。Googleビジネスプロフィールへの登録です。無料で、地図に出るようになり、効果もはっきり見えます。順番を間違えないでください。

6. お金をかけずに、今日できること

まずは今の状態を自分の目で確かめてください。無料でできます。

① AIに、自社について聞いてみる

ChatGPTなどのAIに、次のように聞いてみてください。

ここで名前が出るか、内容が正しいかを見てください。間違った情報が答えられている場合もあります。それが分かるだけでも収穫です。

② 自社サイトに「答え」が書いてあるか確認する

次の項目が、はっきり書かれているか見てください。書いていないことは、AIにも人にも伝わりません。

AIにも人にも伝わるために、書いてあるべきこと

ここが埋まっていれば、LLMOの大部分は済んでいます。そして同時に、これは人が見たときにも必要な情報です。だから、無駄になりません。ここがLLMOの唯一にして最大の利点だと考えています。

③ その上で、まだ足りないと感じたら

具体的な書き方の工夫は、AI検索時代のSEOにまとめています。お金をかける前に、まず無料でできる範囲をやり切ってください。

7. 結論:どう向き合うか

ラタトスクとしての考えを、はっきり書きます。

「LLMO対策」という名目で追加料金をいただくことは、ラタトスクではしていません。ページの構成を整える、定義をはっきり書く、料金を表にする、FAQを載せる。これらは通常の制作に含まれるべきものだと考えているからです。

8. よくある質問

Q. SEOはもう終わりで、これからはLLMOですか?

いいえ。今のところ、検索から来る人のほうが圧倒的に多いです。AIの利用は増えていますが、検索がなくなったわけではありません。SEOをやめてLLMOに切り替える、という判断は時期尚早です。両方の土台になるのは、同じ「中身のあるページ」です。

Q. AIに間違った情報を答えられています。修正できますか?

直接AIを修正することはできません。できるのは、正しい情報を自社サイトにはっきり書いておくことだけです。時間はかかりますが、それ以外に手はありません。特に、古い住所や旧社名がネット上に残っている場合は、自社サイトで最新情報を明確にしてください。

Q. AIに読み込ませない、という選択もできますか?

技術的には、AIの読み取りを拒否する設定を入れることはできます。ただし拒否すれば、AIの答えに出てくることもなくなります。情報を守りたい特別な理由がなければ、通常は拒否しないほうが得です。

Q. ブログ記事を増やせばLLMOに効きますか?

数を増やすだけでは効きません。むしろ中身の薄い記事が増えると、サイト全体の評価が下がります。効くのは「実際に聞かれる質問に、はっきり答えている記事」です。1本の的確な記事のほうが、10本の薄い記事より効きます。

Q. ラタトスクはLLMO対策をしてくれますか?

「LLMO対策」という別料金のメニューはありません。ページ構成を整える、定義を明確に書く、料金を表にする、FAQを構造化して載せる、といった作業は通常の制作に標準で含めています。初期制作費¥0+月額¥5,000(税込)、または買い切り¥50,000(税込)の範囲です。効果を保証することはできませんが、やっておいて損のない範囲は標準で行う、という考え方です。

Q. 今のサイトがAIから見てどうなのか、確認できますか?

無料のサイト診断をご用意しています。今のページがAIや検索エンジンから見て、必要な情報が揃っているかを確認できます。ご自身で試していただけます。

まとめ

新しい言葉が出てくると、それだけで焦らされます。ですがやるべきことは、これまでとほとんど変わりません。自分の事業について、聞かれたことにはっきり答える。それが書いてあるページを持つ。結局、そこに戻ってきます。

「LLMO対策」の追加料金は、いただいていません。

ページ構成を整える、定義を明確に書く、料金を表にする、FAQを構造化して載せる。これらは通常の制作に標準で含めています。初期制作費¥0+月額¥5,000(税込)か、買い切り¥50,000(税込)。まずは無料診断で、今のサイトに必要な情報が揃っているかご確認ください。

執筆:ラタトスク(会社員・社内IT相談窓口担当・福岡)
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